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執筆者の写真GLINT 株式会社

Bayer China、VeChainブロックチェーン・プラットフォームによる医薬品サプライチェーン開発を発表

シンガポールを拠点とするVeChain社は、世界最大級の製薬会社であるバイエル社の支店向けに、医薬品サプライチェーン追跡プラットフォームを開発すると発表した。


Bayer China社は、同社がサプライチェーン全体で医薬品を追跡できるようにする新しいブロックチェーンベースのソリューションの提携先としてVeChain社を選んだと発表した。


VeChain社は2019年に製薬会社が開催したコンペで優勝し、Bayer China社との協業権を獲得した。その後、VeChain社は同社にブロックチェーンベースのサプライチェーン追跡ソリューションの導入を提案し、その後、このシステムは「Csecure」と呼ばれるようになった。


「Csecure」では、ブロックチェーン上に各医薬品のシリアル番号を記録することができるようになっている。そうすると、タイムスタンプと識別情報を使って、サプライチェーンを移動する医薬品を追跡することが可能となる。ブロックチェーンの不変性によりデータは第三者によって改竄される恐れがない。


VeChain社の広報担当者によると、同社は守秘義務契約に縛られているため、システムに関する詳細な情報を開示することはできないという。VeChain社のCEOであるSunny Lu氏は、同社が「Csecure」プロジェクトでバイエル社と協力する機会を得られたことに感謝していると述べている。


Sunny Lu氏は以下のように言っている。

「Bayer Chinaと協力することにより、医療業界が従う厳格な規則や規制があることを認識しました。私はBayerはプロであると感じており、医療製品の開発とヘルスケア全般の改善に多くの努力を払っています。」


これに先立ち、キプロスの病院が医療データを管理するVeChainプラットフォームを導入すると発表し、APAC Provenance CouncilがVeChainブロックチェーン上でサプライチェーンを監視すると発表した。また、欧州最大級のアパレル小売企業H&Mグループのラグジュアリーブランドである「Cos」は、4月からVeChainプラットフォームを利用した製品サプライチェーンの導入を開始した。



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