暗号通貨取引所Binanceは、欧州経済領域(EEA)でBinance Cardのデビットカードの販売を開始した。このカードはBTC、BNB、SXP、BUSDに対応している。
Binanceの経営陣は、ユーロ圏の居住者は8月にカードを申請できるようになると報告している。近い将来、このような機会が英国市民にも現れるであろう。他の国のユーザーはBinanceのウェブサイトからカードの事前登録ができ、その後、Binanceカードが自分の国で利用可能になった時に通知を受け取ることができる。先週、BinanceのCEOであるChanpen Zhao氏はTwitterでBinanceカードのベータテストが成功したことについて、トークンBNBを使用してオンラインストアでいくつかの取引を行ったと述べた。
今月初め、Binanceは、決済カードを発行するためのインフラストラクチャを使用するためのSwipeスタートアップの購入を完了した。Swipeプラットフォームは、ヨーロッパの31カ国での取引を可能にしている。しかし、Swipeは現在米国では利用できないため、規制当局の承認と必要なライセンスを得て米国市場に参入する計画だ。当初、Binance CardはBTC、SXP、BNB（SwipeとBinanceの内部トークン）、BUSD安定コインをサポートする予定だ。
Binanceカードは従来のデビットカードのように機能し、ユーザーは購入やサービスの支払いのために、手動で不換通貨に暗号資産を変換する必要はない。人々は自分が支払いたい暗号通貨を選択する必要がある。
「私は50ユーロに相当するビットコインを持ち、BNBトークンにも同じ額があるとします。私の購入費用が75ユーロの場合、私は自分のトランザクションでウォレットから引き落とすコインを選択します。」とSwipeのCEOのJoselito Lizarondo氏は説明し、Swipeプラットフォームのおかげで、ユーザーのデジタル通貨は通常のお金に変換されると説明した。
4月にZhao氏は、Binanceカードの発売は、そのようなカードは、発行国ごとに個別に合意し、現地の法律に準拠しているかどうかをチェックしなければならないため、法的な困難を引き起こす可能性があると述べた。
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