中国の通信大手企業で、人気インスタントメッセンジャー「WeChat」のオーナーであるテンセント・ホールディングスは、ブロックチェーンを含む新技術の開発に5年間で700億ドルを投資する計画を発表した。
同社は、金融技術、ブロックチェーン、クラウドコンピューティング、人工知能の開発を加速させるという。テンセント社は、モノのインターネット(IoT)のためのオペレーティングシステムの構築、大規模データセンターの建設、5Gネットワークの構築にも投資する予定だ。
テンセント社のDowson Tong上級副社長は「コロナウイルスの感染拡大により、弊社がクラウドコンピューティングで得た利益の大部分を失った」と述べた。同氏によると、今回の投資計画はパンデミック対策も含め、さまざまな技術発展に役立つと言っている。
中国はここ数カ月でブロックチェーン開発に向けて軌道に乗ったため、テンセント社がこの分野に投資することで、同社の地位を強化すると考えられている。4月末にはブロックチェーン企業のためのアクセラレーターを立ち上げ、その枠組みの中で30社のブロックチェーンベースのソリューション開発を支援すると発表した。
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