ヨーロッパの三社が連携し、ブロックチェーンシステムによる「COVID-19 ヘルスパスポート」を開発した。これは、政府が国民のコロナウイルスに対する集団免疫を追跡するのに役立つと考えられている。
フランスの二社とエストニアの一社が協業し、国民のプライバシーを保護しながら、コロナウイルスを発症した人の数と集団免疫のレベルを追跡するブロックチェーンシステムを開発しています。
コロナウイルスの検査結果はシステムに格納される。コロナウイルスに罹患した場合、検査結果には改ざんできないようにタイムスタンプが付き、リアルタイムで更新される仕組みとなっている。
このシステムは、エストニアのGuardtime社が開発したKSIブロックチェーン上で動作する。セキュリティ会社であるスイスのSICPA社や、2000万人分の国民のデータベースを保管するフランスの医療プラットフォームOpenHealthもこのプロジェクトに参加している。
SICPA社は「KSIブロックチェーンによってデータの改ざんが不可能になります。登録された情報はインフルエンザのパンデミックのモデルにならい、OpenHealthプラットフォーム上で危機管理に利用されます」と述べている。
このシステムにはスマートフォンかPCで登録で、登録された個人情報はすべて匿名化される。SICPA社 によると、システムは患者個人を記録する中央データベースを持っていないという。
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