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執筆者の写真GLINT 株式会社

中国のコミュニティがTONコミュニティテストネットを開始

中国のTONコミュニティは、Telegramの開発を基に作成されたブロックチェーンテストネットワーク「TONコミュニティ」を立ち上げ、1000万枚のTONコインを配布することを発表した。


中国のTONコミュニティプロジェクトの創設者であるTooz Wu氏によると、テストネットは「testnet3」と呼ばれ、公式のTelegram Open Network(TON)テストネットワークをベースにしたもので、「testnet2」と呼ばれることが多いという。TONの開発者は、2020年8月1日までにプラットフォームのテストネットを閉鎖すると述べていたため、中国コミュニティはユーザーにバリデータとして新しいテストネットに参加し、ネットワークの利用を継続するよう呼びかけた。Ace Wu氏は、テストネットの立ち上げに加えて、TONコミュニティはメインネットワークで使用する1000万のTONコインの無料配布を実施していると付け加えた。Telegramメッセンジャーのすべてのユーザーが配布に参加することができる。


Ace Wu氏は5月にプロジェクトのテストネットワークを立ち上げる計画について最初に話したが、同月にTelegramの開発に基づいた無料のTONブロックチェーンを会社の参加なしに立ち上げた別のコミュニティを批判していた。TON コミュニティのトップは、プロジェクトはすでに国際的なレベルに入っており、その参加者のかなりの割合はロシア、中国、シンガポールの市民であることを追加した。


5月12日、Telegramの創始者であるPavel Durov氏は、米国証券取引委員会(SEC)との「法的な戦い」に敗れた後、TONプラットフォームでの作業の終了を発表したことを思い出してほしい。証券取引委員会は昨年秋、グラム・トークンを未登録の証券とみなして違法にICOを行ったとしてTelegramを告発した。長い法的手続きの後、裁判所は米国市民と外国人投資家の両方を対象としたグラムトークンの配布を完全にブロックした。しかし、TONのオリジナル開発者は、TONコードの主な開発内容はパブリックドメインであり、分散化を支持する人なら誰でも利用できると述べている。


先週、暗号通貨業界に友好的なことから「クリプトママ」とも呼ばれているSEC長官のHester Peirce氏は、Telegramを起訴したことでSECを批判した。



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